猫と筋肉と腐女子

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【読書感想】「革命のファンファーレ」参考にしつつも考えなければならないことがでてきた。

こんばんわ、ミクロちょむ(@micro_chom3)です。

 

 

キングコング西野亮廣さんの著書「革命のファンファーレ」を

やたらとオススメされてる感あったので試しに読んでみました。

 

ゆうて、芸能人が書いた本でしょ?

 

っていう偏見がありました。

私は日本のお笑い芸人というものがあまり好きではない。

なんか見下してしまうところがあって。

 

こと最近のニュースでもりゅうちぇるに対して「家事育児は女がやるもの」「甘えたいときはどうするの」みたいな話を聞いてて生理的嫌悪感を抱いてしまった。

 

私はテレビを持っていないので、Gyaoとか諸々に登録してアニメとか一部ドラマを視聴できればいいと思っているし

ニュースに関してはもうLINEのだけで正直情報としてはいっぱいいっぱいなのです。

 

一時期はそれすらなんとも思ってなくて、漫画レンタルと図書館の本で満たされていました。

わりとコアな趣味を持っていたので、本当にいらない情報はシャットアウトしたかった。

 

ましてや、巷で流行っているお笑いのネタなんて友達なんかとの共通の話題、ぐらいの役目しかもってないと思っていました。

音楽と違って飽きるのもめちゃくちゃ早い。

 

音楽やアニメ、映画などは「もう一回」という中毒性があるけれど

お笑いって、例えば漫才みたいにすごく練られた内容でやっと見ごたえがあるという程度で

今でも職場の人に「〇〇って知ってる?」って言われて大概知らないんですが

youtubeで検索したら出てくるよ!って言われて検索したらくっそつまんねwってことしかなくて

こんなのみて時間消耗しててこの人の人生これでいいんだろうか?

 

という余計な心配をしたりしてました 笑

 

ちなみに少し前までは職場でもグループとかあって、ごはん一緒にしたりとかもあったけどそういう時ってこういう話題が多くて実にくだらないなあと思ってそっと抜けましたけども(後日、そのグループでなんかもめごとあったと聞いてそれみろと思ったのはここだけの話です 苦笑)

 

脱線しましたが、これもあって私は休憩時間も「ちょっとTwitterとか見て、あとは本を読もう」という、有意義な時間を過ごすようになりまして。

 

革命のファンファーレについてもその時間を利用して読んでいました。

 

西野さんはなんかネットでもよく炎上したり賛否両論な意見とかがあったので

「あーまたなんか芸人がやらかしてるのかー。本?炎上商法やってるようなやつの本なんて見たくもないや」というノリでしたが

 

自分の周りの、読書好きな方々や仕事人みたいな人がすすめまくってるのでやっぱり気にはなります。

 

そこらのなんも考えてなさそうな人のすすめる、くだらない芸人のネタの話なんかよりずっと興味がわきます。

 

読んでみたら、ぐいぐい引き込まれる。

 

小難しい言い回しなんて一切してなくて

すごくわかりやすいのに

ミステリー小説読んでるみたいな「考え方の深さ」「ストーリー性」にとても惹かれました。

 

お金のことや性のことは、大人は教えてくれませんでした。

人間関係の構築の仕方についても教えてはくれず、ただ「女の子はこうしなさい」「親の言うことはきくもんだ」みたいななんかこう・・・理屈としてどうなのかがさっぱりわからないまま、私は「べき論」だけでできた固い脳みそで生きてきたので

とても苦労しました。

 

いや、西野さんが本の中で「先生はお金の事について教えてくれないのは先生という職業がお金儲けとは関係のない職業だからだ。先生が知らないからだ」と言ってましたが。

 

実際、自分の親なんかもなぜ生き方としてこうしたらいいとかそういう「しんどくならない抜け道」や恋愛はこういう風な人に気を付けないと、こういうことになるとかそういうことを一切教えてくれなかったのか

また、恋愛というか、変態な大人の存在についても教えてはくれなかった。

多分それも「知らなかったから」なのだろう、と思いました。

 

実際

私が大人になってから、父親が急に激太りして、糖尿病やらなんやらに罹ってしまったことの事後報告などもうけたときに私は「こういう症状だったりしたでしょ?病院の先生はこういう風に言ってたでしょ?」と言ったら「なんでわかるんだ」と不思議そうでしたが

 

「いや、とっくの昔にそうなる兆候はあったよ」と。そもそも調べられるような時代に一切調べない・改善しないと大変なことになるというのを祖母(糖尿病・肥満・胃癌など患っていた)からなぜ学ばなかったんだろう?

そしてまた、生活習慣病に起因していることなのに、それを他の家族全員が改善しようとすらしてなくてただひたすら怠惰に生きてる意味がわからないと思っていましたが。

 

「考えることを放棄した」人たち、というのは特に田舎ではザラなんだろうと納得しました。

 

すぐ手に入る快楽なんてたかが知れていて

その殆どが将来的に自分自身を苦しめるのにね。

 

ただ

それは私は忠告をしないと決めていて

なぜならば、それを知ることによる不幸の方が辛いから

私はなんだかんだで実家では一番権力もなく、か弱い存在でなければならず

また

父や兄よりも知識・経験共に「ない」前提でなければならないこと。

それは彼らのなけなしのプライドを傷つけてしまうから。

 

そして

ある程度の年齢がいった人たちは(特に昭和生まれの人たちは)頑固なので

今更変われない、ということ。

 

彼らにとっては(特に父母にとっては)結婚・出産・育児・子供の成人あたりでゲームクリアになっているのかもしれません。

その後、何十年と続くエンドロールについてはなんとも思っていないのでしょうか?

あとはひたすらぷよぷよの「じゃまぷよ(成人病による症状や加齢による体調不良)」と戦うことしかないのでしょうか?

なんだか、そんなふうに見えてきます。

 

そんな人生のロールモデルしか見ていないと、結婚も出産もしてない私はすでにエンドロール周回してるようなものなのか?と思うとすごく怖くなります。

 

そういう環境で育ってきた私にとっては、西野さんの本は驚きと感心の連続でした。

 

「頭がよくて美形な人は金持ちになるしかない」とずっと思っていたけど、そのまんま。

天が二物与えちゃったやつじゃん、これ。

 

絵本売るのにここまでしてたんだ?!

クラウドファンディングのことはふわっとしてたけど、すごくよく分かった

まるで将棋のように次の手を考えていくんだなあ、頭のいい人ってすごいなあ

 

という、ビジネスについての考え方、お金についての考え方が新鮮だったし

 

その中で

一番私の中に響いたのが

老いていくことは衰えではない。成長だ。」

という項目でした。

 

特に女性だと「若くてかわいい」が一番偉い、みたいな風潮があって

私は若いうちから結婚反対派だったんだけど

(周りの既婚者に幸せそうな人を知らなかったから)

年齢を重ねれば重ねるほど、年齢の事も見た目の事も結婚についても周りから攻められる。

元々の人間嫌いが悪化した原因ですが。

趣味友の中には、やっぱり若い子がいて

ただ

私は

殆どの若い子について苛立ちを感じることの方が多かったのです。

だから

例えば男性が「若い子の方がいい」と言われても「話、合うの?」という疑問しかもってなくて

結婚相談所とか婚活の話で「30歳になったら50代しか選べない」みたいなのを聞いて

「ひえええええええええ!!!!!!!」って。

勿論、私の知人でも50代60代で素敵な方はいらっしゃいますけども!

いやでも、ほとんどのその年代の、しかも婚活してる人たちなんていやいや・・・・ねぇ?

 

というか結婚=子供としか思ってなかったらそりゃあまあそうかもしれないですよね。

 

でも、子供を長年やってきている身としては「ちょっとそんなことで産んでもらったら逆に困るんだけど・・・」です。

 

結婚って「その人とずっと一緒にいたい」というのが一番だと思うんですよ

だからそこまでの人がいない人が結婚したって(つまりは自分の事しか見えてないような人)子供は不幸なだけでしょ。

 

だけど「産める可能性」について問われたら「いや、危険なので遠慮させていただきますわ」となる。

当然そのまま年齢を重ねるわけだけど、まあどこにいっても結婚してるのか子供はいるのかという失礼なことは聴かれるわけですよ

聴かれたくないから結婚するのかな?とすら思えてくるけど

結婚してしまったら、子供も巻き込んで更なる悩みのデスパレードなわけだから

そんな大人の勝手な都合だけで結婚するの、よくないと思うけどな。

 

そんなこんなで子供の心を持ったまま大人になってしまった私ですが

それでも見た目や体力は確実に老いへと向かってしまうので

ほんっとーーーーについ最近まで「ビバ!アンチエイジング!!!!」と思っていたし

周囲の同世代よりも若く見られることを誇りに思っていたのだけども。

 

ネットをやるようになって、周りの「私よりも年上なのに考え方がめちゃくちゃガキで自己中な人」もそうだし、実際若くてマウンティングしてくる人たちもそうだしアンチエイジングに躍起になりすぎて体調不良になってる人たち(ダイエットのしすぎとか)を見ていて

 

「うわ・・・さすがにここまでくると「無い」わ・・・とか

アンチエイジングって絶対しなきゃいけないものじゃなくない?」

 

などと思い

そもそも、ある程度年齢を重ねた人で素敵な人っていないのかな?

と。

 

アニメなんかでも「イケおじ」はいるのに、女性は幼い女の子や20代前半を意識したようなキャラクターが多く

テレビに出ている女優さんは30代でもとてもそうは見えない方々ばかり。

見ている分にはいいけど、特に女優さんはそこまで若くしてなきゃいけないものなのか?

 

「綺麗」という言葉は、若い人だけのものなのだろうか?

 

あまりにもバーチャル的要素が多くなると人は自分の先を想像しにくいのではないだろうか?

現に整形手術がうまくいかなかったとか美醜にかかわるいじめなどで自ら命を絶つ人も存在する。

 

それってどうなの?

 

と思わざるを得なくなりました。

 

栄養状態がよくなり、喫煙者も減り、健康意識が高まったので寿命も延びているわけで。

確かに、健康な生活をしていると、不健康な人よりは若々しく見えることはあります。

若々しさは寿命が延びていることの象徴でもあるかとは思います。

働く人の年齢もあがりました。

 

では

100歳まで生きることがあたりまえとなったら?

50歳ですら、半分です。

残りの50年を「ゲームオーバー」としながらも、働くことが当たり前になってきたら?

 

仕事もそうだけど、人生全般として「年寄り」としての方がずっと長くて

それがイメージ悪かったら、辛くないですか?

 

「年寄楽しい!」って思いたいです、私は。

 

ここ20年ぐらいでテクノロジーはありえないぐらい進化しました。

私が学生だった頃はPCは学校にしかありませんでした。

音楽はカセットテープから、CD、MD、そしてデータとして持ち運べるようになりました。

私は音楽が大好きなので、この進化はとても素晴らしく嬉しいことでした。

 

人間はどうなの?

 

 

先日、誕生日に「45歳ぐらいになると視力がどんなにいい人でも老眼になるって聞いて、なんかかわいい老眼鏡ないかなーって探しちゃった♪」と友達に言ったら「変わってるね」と言われましたが。

 

老眼になることが避けられないのであれば、それを楽しもう。

白髪がどんどん増えるのであれば、白髪に負けないファッションをしよう。

白髪にこそ、映えるカラーリングをしよう。

足腰が弱くなるなら、素敵なスニーカーを探そう。

 

健康的な食生活やストレッチは、最後の最後までなるべく自力で生きるためにこれからもやっていこうとは思いますが

それはたぶんもう「アンチエイジング」ではないのだろう、と思いました。

 

なのでこれをもってして「アンチエイジングブログ」ではなくなりますが。

「エイジングレス」な「ライフブログ」としては、充分ではないかとも思います。

 

ひょっとしたら、今まさに生き方で迷っている人の手助けになるかもしれないから。